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Posted by TI-DA at

2019年03月31日

特別支援教育と私②

ご訪問いただきありがとうございます。

我が家のティーツリー。



今はちょうど、開花の時期です。



我が家のシンボルツリーの名前を、事業所の名前に決めました。

LD支援ルーム【Tea Tree】(仮称)

立ち上げに向けて、少しずつ動き出します。



さて。

前回の記事の続きです。(特別支援教育と私)



支援学級の担任になる前、

個人面談や教育相談等で保護者とお話をするとき、

対応の難しいお子さんについては

「どうしたらいいいでしょう。。。?」というスタンスでお話ししていました。

家庭でうまくいっていることを参考にするためです。



でも、発達に凸凹があるお子さんについては、

保護者も手探りで不安な気持ちでいる。。。

と言うことが

支援学級担任をして分かりました。



Aくんのお母さんは、

2年生の生活科の宿題で

「子どもの小さかったときの思い出を書いて下さい。」という課題が

とても難しかった、とおっしゃっていました。

「この子が小さかったときのことを思い出そうとしても

しょっちゅう泣いていた自分の事ばかりが思い出されて。。。」と。

何気なく出している課題ですが、

そのために、つらかった過去を思い出してしまう。。。

誰にでも、あるあるかも知れない、と

その時、気づかされました。

それからは、機会があるごとに、

先生たちにこの話をしています。

それぞれの家庭にはいろんな事情があるのだから

何事も無理強いしてはいけないと思います。。。と。




Bくんは一年生の時から甘えん坊でした。

大きな音が苦手で、

大勢の人がいる場所も苦手でした。

でも、当時(支援学級担任1年目)の私は、

苦手を克服させなきゃ!とスパルタな指導をしていました。

Bくんはだんだん、慣れていきましたが、

(恐らく)学校で我慢して頑張っている分、

お母さんに当たっていたのでしょう。

児童デイの担当の方から

夕方お迎えに来たお母さんを叩くという話をききました。

その事を、お母さんに確認したら、

お母さんも困っていました。

でも、私に言えなかったんですね。

当時、私は、

みんなと一緒に学習できるように

支援学級で苦手を克服する。

そのためのクラスだ、と思っていました。

(当時の私に、喝!!を入れたいです)

だから、お母さんは子どもがストレスを抱えていることを言えなかったんでしょうね。



ホント~に。。。

お母さんたちから、いろいろ学ばせてもらいました。

それらが、今の私の中で生かされています。



感謝の気持ちでいっぱいです。



続きはまた、明日。



  


Posted by 嶺井ゆかり at 20:22Comments(0)特別支援教育

2019年03月30日

退職しました。

ご訪問いただきありがとうございます。


昨日、教育事務所にて、退職者辞令交付式がありました。

受け取った人事異動通知書には

「辞職を承認する」と書かれていました。

これで、私の28年間の教師生活が終わりです。(実際には3月31日までなんですけどね。)



友人からいただいたスイーツには「お疲れ様」の文字が書かれていました。




学校へ戻り、4時から同僚たちが「卒業式」をして下さいました。

学年末事務、転勤や教室移動の片付け、、、などの超多忙な中でのセレモニー。

本当に感謝の気持ちでいっぱいです。



「卒業証書授与」の場面では、サプライズで夫と娘が登場びっくり

ホントのサプライズで、私は腰を抜かさんばかりに驚いてしまいました。

人生の節目の瞬間を、家族と共有できる。

こんなに幸せなことはありません。

同僚の皆さんの粋な計らいに、ただただ感謝・・・キラキラ 



ありがとうございました。



ところで。



「卒業式」の挨拶の中で、

私の言葉足らずで誤解を招いたかも知れない表現があることが発覚。

それはこんな内容でした。




教育事務所では、会場に入ると、

全面に「辞令交付式」と書かれた横断幕があり、その下に、

大きな日の丸と沖縄県の旗が掲げられていました。

席に着くと、私の頭の中に、

尾崎豊の「卒業」のワンフレーズが流れてきました。

それは、

♪赤この支配からの。。。卒業♪赤

というフレーズでした。




という話をしたんです。




そしたら、



「この支配」を「校長先生」と結びつけてしまった方がいたようで。。。



私としては、え~!!とびっくり。



ちがうちが~う汗


「教育公務員」として、28年間、

私は襟を正して生活してきました。

公務員としての規則を守り、

教育課程に則って、

授業をしてきました。

でも、もうそれも終わり。

つまり、

「学校教育法」からの「卒業」。。。




そんな意味を込めて話したつもりだったのに。。。



一緒に退職した校長先生にも、もしかしたらイヤな思いをさせちゃったのかなタラ~

校長先生、ごめんなさ~い!!



あ~。



言葉は大事に使わなきゃ。

有頂天にならないでよ~、これからしっかり歩んでいかないとね、

と、天使ちゃんからのアドバイスかな。。。



なにはともあれ、

ジ・エンド。



私と一緒に仕事して下さった同僚の皆さん、

縁あって出会った子どもたち。

保護者の皆様。

本当にお世話になりました。ありがとうございました。




4月からは、

LD支援ルーム【Tea Tree】(仮称)を立ち上げるために、

がんばります。



これまで繋がったご縁の上に、

さらに新たなご縁と出会えますように。
  


Posted by 嶺井ゆかり at 11:45Comments(0)

2019年03月25日

特別支援教育と私

ご訪問いただきありがとうございます。


春休みに入りました。

先週の金曜日に修了式をして、離任式をして、子どもたちはお休みに入りましたが、

教師は休みではありません。

指導要録の整理・仕分け。

教室の片付け・My荷物を次に担当する教室へ移動する。

校務分掌の引き継ぎ。

・・・・

いくら時間があっても足りません。



私は・・・というと、

3月31日までの勤務です。

「最後の」仕事、と、心を込めて丁寧に仕事します。




退職後は、

LD(学習障害)のお子さんと保護者・

学習指導で困っている先生のお手伝いをしたいと

LD支援ルーム【Tea Tree】(仮称)を立ち上げます。



こういうのが必要です!待ってました!のお声もいただいています。

とても嬉しいです。

体制を整えて、なるべく早くオープンできるよう頑張りますね。




安定した公務員の職を手放すなんて、

思い切った決断をしましたね、とよく言われます。

なぜ辞めたのか、何をしたいのか・・・は、

アメブロに詳しく書きましたので、よろしければお読み下さいね。




平成19年に特別支援教育が始まってから、

12年目に入りました。

私は、平成26年から、5年間情緒学級を担当しました。

そのうち、特別支援教育コーディネーターを3回担当し、

保護者の苦労や困り感をたくさん聞かせてもらいました。



都道府県によって、特別支援教育の状況は

少しずつ違うようですね。

沖縄県はどうか・・・というと、

正直、まだまだ、体制は整っているとは言えません。

でも、

現場の先生たちは頑張っています。

医療機関も、子どものための外来受診の場を増やそうと頑張っているそうです。

福祉関係も、児童デイサービスがここ数年間でぐんと増えてきました。

それでも、入れない場合があると聞いています。



教育・医療・福祉。

それぞれが、発達のことで悩んでいる親子のために

一生懸命がんばっているのに、

連携がまだまだ十分ではないのが現状です。



私は、支援学級の担任になってから、

保護者と腹を割って話せるようになりました。

支援学級の担任になる前は、

恥ずかしいことですが、

こちらの要望ばかりを一方的にしゃべっていたような気がします。

「○○が出来てないので、家でさせて下さい。」とか

「おしゃべりばかりして困ります。家で話し合って下さい。」とか。




子どもの、一見「困った行動」の裏には、

必ず「何か」がある。

と、支援学級を担当して教えられました。

そして、保護者も同じように悩んでいるんだ、と言うことも分かってきました。




小学校に入学するまでに、親子がつらい思いを何度も味わったことや

家庭内の理解が得られないこと、

その他、たくさんの話を

保護者の皆さんは私に話してくれました。

そのお陰で、

私は、

学校で、子どもたちが見せる様々な不適応行動の

その裏には、何があるのだろう・・・ということに

思いを巡らせることが出来るようになりました。



教師として、保護者の皆さんに育ててもらったなあ・・・と

今でも感謝しています。




次回は、

私が担当した保護者の方に

教えてもらったことを

書きたいと思います。



長くなりましたが、

最後まで読んでいただきありがとうございました。













  


Posted by 嶺井ゆかり at 22:34Comments(0)特別支援教育

2019年03月25日

人生の転機

ご訪問いただきありがとうございます。


ご無沙汰していました。

・・・4ヶ月ぶり。ですね。長っ!

実は、人生について深く深~く、考えていました(笑)




わたくし、Sorakoは、3月31日をもって教師を辞めます。

早期退職いたします。

起業するためです。



話せば長くなりますが、

その辺の理由は、アメブロに詳しく書いてますので、

よろしければ、お読み下さいね。




なぜに、アメブロ???



これから、ホームページを作り、

ブログと連動させて仕事をしていくつもりなのですが、

「新しい気持ち」で、

「新しい自分」になったつもりで、

ブログも一からスタートさせよう・・・と思ったからです。



でも・・・



22日に離任式を終え、

23日に職場の分散会を終え・・・と、

「退職」のセレモニーを次々と経験する中で、

気づいたのです。



28年間の教員生活にピリオドを打ち、

新しい仕事を始めるけれど、

それで「新しい自分」になったわけではない。



これまでの28年間が、私という人間を作ってきたんだから、

私が歩んできた軌跡を大事にしたい。



そう思いました。


2016年から始めたこのブログも、

私の喜怒哀楽がたくさん詰まって、ある意味「私そのもの」なんですよね。



だから、



このブログに、

私のこれからの、人生の軌跡を書き続けていこう、と

思ったんです。



そんなわけで、

これからまた、

投稿を続けますので、

よろしくお願いします。



P.S  友人のMiwaちゃん、私のブログについて嬉しいコメント下さり、
     ありがとうございます。
     Miwaちゃんの言葉で、色々気づかされました。
     これからも応援よろしくお願いします!






    
  

Posted by 嶺井ゆかり at 00:54Comments(9)