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《発達凸凹っ子小学生の「学び」サポーター》嶺井ゆかりです。

時には、子どものコミュニケーションの橋渡し役に。

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ある日、

A君とB君が大げんかをしました。

 

A君がふざけて、グルグル回っていたら、

足がB君に当たったためです。

 

B君は猛烈に怒りました。

 

A君は謝ったのですが、

B君の怒りはエスカレートし

大声で「許さない!」と怒鳴りました。

 

するとA君は、「オレが悪いんだ。」と言いながら、

自分の顔や頭、腕などをゲンコツで叩き始めました。

 

 

 

A君とB君は、コミュニケーションに課題があります。

 


A君はおしゃべり上手ですが、一方的に喋ります。

また、相手との物理的な距離感を

感じることが苦手です。

 


B君は話すことが苦手です。

話したいことはいっぱいあるのに、

言葉がうまく出てきません。

 

 

 

そんな2人のケンカです。

 

 

Aくんは悪気はありませんから、

自分の主張をまくし立てます。

 

Bくんは「とても痛かった」から、

「あやまってほしい」と思っているようです。

でも、うまく言葉が出てきません。

 

 

ここで、大人が間を取り持って

何とか場を納めても、

子どもたちにはモヤモヤが残ることがあります。

 


大事なのは、彼らの「言葉」で話をさせることです。

大人は、そのサポート役に徹することです。

 

 

B君は話すことが苦手なので、

言葉をつなげるサポートをしながら、

心の中の思いをたくさん話してもらいました。

 

A君にはそもそも、悪気はないので、

彼が自傷行為をしないように気をつけながら、

A君の気持ちを思いっきりしゃべってもらいました。

 


そんな風にして言葉のやり取りをしているうちに、

お互いに、相手の気持ちがわかってきたようです。

 

 

B君が「もういいよ」というと、

A君は「オレ、なんだか涙が出そうになってきた。」と言い、

ティッシュで目を押さえました。

なぜ、涙が出てきたのか。

自分でもわからないようです。

 

 

「B君が許してくれたからホッとしたのかな」と、

彼の気持ちを代弁するつもりで言ってみました。

 

すると、A君は大きくうなずき、

「うれしい」と言って、また涙を流したのでした。

 

その様子を見たB君は、バツが悪そうに私を見ました。


そして、2人とも優しい顔になりました。

 

 

時間はかかりますが、

子どもたちは、こうやって少しずつ、

自分の気持ちに折り合いをつけたり、

相手の気持ちになって考えたりすることを

学んでいくのだと思います。

 

 

大人の余計な言葉は不要です。ね。

 

 

子どもにとって

生活のすべてが「学び」です。

 

 

大人が橋渡し役になることも、時と場合によっては必要です。

 

でも、その場を「大人の言葉や解釈で」適当につくろって

ごまかすことは、やめたほうがよさそうです。

 

 

時間と心にゆとりがあるときは、

子どもたち自身で解決するまで

そばで見守ってあげて下さい^^。

 

 

子どものピュアな心が見られて

うるっときちゃいますよ。

 

 

 

最後まで読んでいただき

ありがとうございました。

 

 

明日もよい一日でありますように!

 

 
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《発達凸凹っ子小学生の「学び」サポーター》

一般社団法人 日本メンターコーチ協会認定 メンターコーチファシリテーター》

嶺井 ゆかり


★子どもたちが個性を生かして輝ける世界を創りたい★という思いから28年間勤めた公立小学校を早期退職し、「TeaTree学びのルーム」を運営しています。

そこでは、個別学習支援を通してその子の「強み」を見つけ、一人一人に合った方法で学習支援をしています。

また、小学校の先生にセルフコーチングをベースにした学級経営講座を開催しています。


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