ご訪問いただきありがとうございます。
発達凸凹さんは、ふだん穏やかです。
本当は、↑ のような書き方は語弊があると思っています。
だって、人は皆、ふだん穏やかですよね。怒ってばかりの人なんていません。
でも、発達障害、と聞くと、怖がる人がいます。
それは、彼らの特性を間違ってとらえているから。
彼らの目立つ行動のみにフォーカスして、その目立つ行動=発達障害、と認識してしまっているから。
特別支援学級をのぞくと
泣き声や大声、罵声が聞こえてきて怖い、と言う人がいます。
確かにそういう場面もありますが、それはあくまで「場面」。
普段は、とても穏やかに時が流れています。
「いやいや・・・いつもうるさくて、荒れています」というとき、
そのクラスには、「教室中を不穏にする」キーパーソンが必ずいます。
それは家庭的に課題がある子だったり。。。(多くの場合、家庭も困っています)
本人に課題があったり。。。(まわりとのコミュニケーションでつまずき、傷ついている子です)
そして時には、担任が「不穏」の原因になっている場合もあります。
学習をさせたいけど、嫌がって荒れる、ということもあるため、
何とかして学習に気持ちを向けさせようとバトルを繰り広げ、
本人も、教室にいる他の子も、落ち着かなくなって騒いでしまう。。。というのはよくある風景です。
人間、自分の主張を通したいときは、
知らず知らずのうちに声が大きくなってしまいますね。
私も、娘を叱るとき、よく「お母さんの声、うるさい。。。」と言われてしまいます(..;)
担任が、小声で話す。
それだけで、教室には気持ちの良い静けさが広がります。
(私はそのことを、15歳ほど年下の同僚から教えられました。)
子どもが荒れたとき、落ち着くまでは、なるべく黙って、そのあと小声で話す。
これ、試して見て下さい。
効果絶大です。
私も、自分の娘で実証済みです(*´∀`*)
支援学級の子どもたちにも、よく効きます。
発達凸凹さんは、一人一人が個性的で、
物事のとらえ方が独特なことが多いので、
勘違いや
友だちとの行き違いもよくあります。
その時に、まわりがどう対処するか。
が~っと大声で叱ると、
彼らは萎縮して貝のように黙るか、
相手と同じ熱量(またはそれ以上)で反撃してくるか。。。
とにかく、いい結果は望めません。
こちらが、一呼吸置いて、小声で話す。
そして、なるべく静かな所へ連れて行って落ち着かせる(クールダウンさせる)
(暴れる時は、本人やまわりをケガさせないように、配慮が必要な場面も出てきますが。。。)
このように、最初の対応を間違えなければ大丈夫です。
怒りや悲しみをコントロールできないのが、
小学生の発達凸凹さんの特徴です。
本人にその事を気づかせ
コントロールする方法を見つけさせること。
それが、小学校(特に低学年)の支援学級の大きな役割だと思っています。
でも、自分ではなかなか方法を見つけられないので、そこは大人の手伝いが必要です。
担任の先生やヘルパーさん、親御さん。。。
子どもたちに関わる全ての大人の協力が必要です。
子どもたちは、本当にピュアです。
優しさや思いやりをいっぱい持っています。
彼らの「良さ」がたくさん出ている日の教室は、
穏やかで、居心地がよくて、大人たちも癒やされます。
(決して、大げさな表現ではありません)
最近は、「発達障害」という言葉や概念が一人歩きしがちです。
間違った理解やイメージの色メガネで、
子どもたちを見ないで下さい。
子どもが不穏になったら、
まずは一呼吸。
そして、小声で話す。
それが出来るように、自分自身の心にもゆとりを持ちたいです(^.^)
みんなが、穏やかで楽しい毎日を過ごせますように。