グレーゾーンの子どものための個別支援塾
《TeaTree学びのルーム》

教育コンサルタント
子育てカウンセラー
子どもの学びコーチ

嶺井ゆかりです。

嘉手納町での講演会②子どもの「感情」

1月21日(土)
嘉手納町かでな未来館で行われた講演会の内容を
かいつまんでお話しています。

あなたの子育てのヒントになれば幸いです。


【嘉手納町での講演会①子どもの「困り感」】は
コチラをクリックしてご覧ください。



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②子どもの「感情」

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「もっと頑張らないとダメ!」
「相手の気持ちを考えなさい」
「そんなことをするとお店の人に怒られるよ」
私たち大人は、「感情」に訴える指導をすることが多くないですか?


その結果、
「何回言っても聞かない!」
「行動が直らない!」
「同じ失敗を繰り返す!」
など、保護者さまの悩みの種が大きくなっていく・・・

そのような傾向があるように感じます。
(実際、私の子育てもそこからスタートしました)


どうすれば、何をすれば、
子どもの行動を変えることができるのだろう?


それを考えるには、
【感情と行動のメカニズム】を知ることからスタートしましょう。

※スライドでは、メカニズムを図示して説明しました。


子どもの行動を変えるには、
「感情」を変えていく必要があります。




過去に、
「最初はできなかったけど、頑張ったらできた!」
という経験を持つ子は、
「ボクはやればできる子なんだ」
というイメージを持つようになります。

すると、次に
頑張らなければならない場面に遭遇したとき、
前に「できた」という成功体験があったことを思い出し、
「ようし!がんばるぞ!」という
ワクワク、ドキドキな感情が起こって
頑張れる。

その結果、「やっぱりできた!!」と
さらに成功体験が上乗せされます。


これが【感情と行動のメカニズム】です。



・・・もし、逆だとしたら?


「できない」「失敗した」という経験が繰り返されると、

新しいできごとに出会ったとき、
「自分にはできない。だって、今までもできなかったから」という気持ちが、
知らず知らずのうちに起こってしまうのです。


そのときの子どもの感情は?

イライラ、不安感、焦り、、、
マイナス感情でいっぱいになっています。



そうなると、当然、行動できなくなりますね。

できない言い訳をする。
いつまでもグズグズする・・・。



そこに、大人の声がかかります。
「どうしたの?早くしなさい」
「がんばればできるよ!」



マイナス感情に満たされた子どもはどんな行動をするでしょうか?



「うるさい!」と大声を出したり、
泣いたり、、モノを投げつけたり、
逃げ出したり・・・

不安な気持ちを言葉で表せないから
大人を困らせる行動に出る、というわけです。


感情は、過去の記憶に紐付いています。

なので、子どもの行動を変えようと思ったら
感情に訴えるのではなく、
マイナス感情を起こさせる過去の記憶を
書き換える必要があります。




例えば、
「私はいつも漢字テストで0点を取る。
だから私は、頭が悪いんだ。」
「どうせ、がんばっても無理だ」



これを、次のように書き換えたら。。。



「私はいつも漢字テストで0点を取る。
でもこれは、私の《見る力》がまだ育ってないから。
「漢字を覚えるのは難しいけど、
読むのは得意だから、こっちをがんばろう」

子どもはだんだん意欲的になっていきます。



できない原因を
子どもの頭の悪さや努力不足にしないびっくり
上
ココ、めっちゃ大事ですびっくり!!



マイナス感情をプラスに書き換えるヒントです。




嘉手納町での講演会②子どもの「感情」



講演会では、
子どもの記憶、感情をプラスに書き換える
「まほうのことば」
も紹介しました。




困った行動を繰り返す子は、
ほぼ100%、
間違った「思い込み」を持っています。


「お母さんはボクのことが嫌いなんだ」
「自分はダメな人間だ」
「私は頭が悪いから何をやってもダメなんだ」


言葉にはしないけれど、
こう思い込んでいる子どものなんと多いことか!


教員だった頃、問題行動を繰り返す子ども達から
同じような言葉を何度も聞かされました・・・



いつもいつも、大人から
「注意される」「叱られる」「ため息をつかれる」などの
リアクションをされ続けた子ども達が持っている
マイナス感情。マイナスの思い込み。

それは、心の中に、どんどん積もっていきます。



子どもの「マイナス感情」を変えるには、
その子のマイナスの思い込みを変える
「大人の関わり方」が必要になります。



その関わり方とは、
【子どもの「気持ち」を吐き出させて、
一緒に「言語化」する作業をする】です。




今日は、②子どもの「感情」についてお話しました。



次回は、③未来思考のコミュニケーション
についてお話しますね。


最後までお読みいただきありがとうございました。


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①子どもの「困り感」の記事はコチラからお読みください。

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《発達凸凹っ子小学生の「学び」コーチ》
《子どもの才能を引き出す教室☆TeaTree学びのルーム(沖縄)》運営
《一般社団法人 日本メンターコーチ協会認定 メンターコーチ》
《「7つの習慣J(R)」正規認定講師》

子育てカウンセラー・教育メンターコーチ 嶺井 ゆかり

★どんな子どもも〈学びの土台〉をしっかり作れば、生き生きと学ぶようになる!★
う信念で、28年間勤めた公立小学校を早期退職し、「TeaTree学びのルーム」を開業しました。
◎算数が苦手な子に優しく楽しく教えます。
◎《認知トレーニング》で学びの“土台”を強化し、自己肯定感をupさせます。
◎大人(保護者・支援者)向けのカウンセリング・コーチングを行います。
◎小学校の先生に《未来を拓くインクルージョン学級経営講座》《学級経営コーチング》を開催しています。




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