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Posted by TI-DA at
ご訪問いただきありがとうございます。



庭のユーフォルビアが咲きました。
毎年秋から冬にかけて咲きます。
植えてから4年になるかな。
どんどん背が高くなり、私の背丈を超えました。
でも、台風で倒れてしまったので、
今年は咲くかなあ…と思ってたのですが、

ちゃーんと咲いてくれました。

ありがとう❤️

☆ ☆ ☆

先日、2年生のクラスに補充で入りました。
担任の先生が、研修会で不在だったので、頼まれたのです。

ちょうど私も、たまたま、
子どもたちが交流学級に行って空いていたので、引き受けました。


漢字テストをさせました。

サッと始める子、なぜかモタモタしている子。
いろんな個性がありますね。


開始後、5分以上も過ぎてから、
なーんか目立つオーバーアクションの子が2人いました。

1人は、机の下にもぐっています。

もう1人は、椅子に座ってはいるものの、
体を揺すったり、首をブンブン振ったり、
大きな声で何か言ったりしています。

机の下にもぐっている子に「どうしたの?」と聞きました。
「消しゴムがなくなっている。」と言います。
筆箱を見ると、入っている。
「入っているじゃない。」と言うと、
「違うんだ。黒い消しゴムがなくなってるんだ。」
と訴えてくる。
「今はこの、白いのを使って、後で探すって言うのはどう?」
と聞いて見ると、
「いいよ。」
と答えて、集中して取り組み始めました。


で、もう1人の全身が動いている子。
「どうしたの?」と聞いてみても、ウンウンうなっています。
テスト用紙をのぞくと、途中で止まっている。
「この漢字がわからなくて困っているの?」
と聞くと、大きくうなずきました。
「こう言う時は、わからない問題を後回しにして、
次の問題を解いていくんだよ。
全部、終わったら、もう一回考えてごらん。」と言いました。
その子はしばらく考えているようでしたが、
私の言う通りにしてくれました。
そのあとは、集中して取り組み始めました。


クラスの中の約6パーセントの子が発達障害がある、
という統計があります。
低学年ではこの割合はもっと高くて、
約10パーセントになるそうです。

さっきの2人も、もしかしたら、なんらかの凸凹があるかも知れません。

こういうお子さんたちは、集団の中で、何とか頑張れていますが、
友だちとうまくいかなくて自信を無くしたり、
叱られることが多くなって反抗的になったり、
と、学年が進むごとに、問題行動という形でSOSを出すことが増えてきます。

そういう二次障害を生まないためにも、
教師は特別な支援が必要な子への配慮の仕方を
学ばなければならないのです。

10年前に特別支援教育が始まって以来、
発達障害についての校内研修を何度も受けましたが、
「あの子はアスペルガーだから、ああいう行動を取るんだな」
と『障害』という枠に子どもたちを当てはめて、
対処法を知ることでわかったようなつもりになっていました。

でも、障害名はホントはさほど重要ではないんですよね。

全ての教師が、特別支援教育について学びを深める必要があると思います。
だって、自分のクラスにも
必ず何人かは発達に課題を持っている子がいるんですから…。


10年前の研修会の内容から一歩進んで、
全ての子を対象とした特別支援教育の研修会を
開いてもらいたいです。



それでは、またねー。




  

Posted by 嶺井ゆかり at 23:51Comments(2)特別支援教育

2018年02月05日

支援学級の進路指導

ご訪問いただきありがとうございます。

今日は寒い一日でしたね。ぶるぶる…。



緑色だった葉っぱが赤くなっているのを発見!

植物たちも寒さに耐えているのでしょうか。


今日もBくんは面白い作品を作っていました。

怪獣の歯(牙⁇)が鋭い。とっても細かい作業なのですが、上手です。

将来は、陶芸家になったらどう?と本人と話しています。



将来、僕は〜〜になりたい。と

意識をそう遠くはない未来に向けることは大事なことです。

小学校では「キャリア教育」として、1年生から将来の夢を書かせたりします。

支援学級の子どもたちも同じです。

むしろ、早いうちから考えることが多いかもしれません。


去年担任していたお子さんは、勉強することがあまり好きではなく、

授業中はよく「やりたくない!」って怒っていました。

この子はバスが大好きで、週末の度にバスに乗りいろんなバスターミナルを訪れていました。

彼にとってのヒーロー、憧れの人は、バスの運転手さん。

よく運転手さんの仕草や、アナウンスを真似していました。

彼の将来の夢は…

そう。ご想像通り!バスの運転手なのです。

「運転手さんになるために、今、頑張らないといけないことは何かな?」

よくそんな話をしました。

すると、免許を取るためには字が読めないといけないから漢字の勉強がんばる‼️

と、本人のやる気がググーンと上がります♫

学校での学習に意味づけすることも時には必要ですね。




前任校では、特別支援コーディネーターを担当していました。

近隣の保育園、幼稚園、小中学校、高校のコーディネーターの方々と、情報交換する機会が、年3回あって、

お子さんの成長に合わせて、保護者の方々が、様々なことで悩んだり困ったりしていることを知りました。

その中でも、進路に関する問題は切実だと思いました。

私たち小学校に勤務している者は、

教え子の進路、と言われてもあまりピンときません。

中学校に繋ぐだけなのですから。

でも、支援学級のお子さんは、高校受験の時に困ることがあり、

何とか受かっても高校中退するケースもあると聞きました。

情緒学級のお子さんに多いそうですが、

知的学級のお子さんにもまた違った進路の悩みがあるそうです。

この事については、また改めて書きたいと思います。

「ぜひ、小学校のうちから、進路指導を‼️」と中学校の先生に言われたのが印象的でした。

小学校で、そこまで見通して指導する必要があるなんて‼️

私は、知らなかったことをすご〜く反省しました。

そこで、中学校のコーディネーターに来校してもらって

保護者の皆さんに、進路について講話してもらいました。

前任校と、転勤してきた今の学校で、今年で3年目になりますが、

保護者の皆さんからは、

情報をもらえて良かった、という声が多いです。

この取り組みは、ぜひ、全小学校で行なって欲しいなーと思います。

子どもたちの将来を見据えた指導、支援…

という視点も、特別支援教育には必要なんだと感じます。


今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました


  

Posted by 嶺井ゆかり at 23:44Comments(0)特別支援教育

2018年02月05日

モニタリングへの参加

ご訪問いただきありがとうございます。

週末どのようにすごしましたか?

私は、午前中、娘の学校に行ってきました。昼は家族でDVD観ました(^O^)

☆ ☆ ☆

先日、Cくんのお母様から連絡がありました。

「モニタリングへの参加をお願いします。」

という内容でした。

モニタリング、とか調整会議、とか言ったりしますが、

この二つが同じことを指すのかよくわかりません。

要するに、児童デイと相談事業所の相談員と保護者さんと担任が参加して、

お子さんの成長と現時点での課題や困り感を確認して、

今後の療育につなげていく(児童デイのサービスに関わること)

ための話し合い、というところでしょうか。





私は、昨年4月にB市に転勤して来ました。

転勤前は、A市の小学校に勤務していました。

A市では、支援クラスの半分以上のお子さんのモニタリングに参加していましたが、

最初は、あやしい人たち?的な警戒心全開の姿勢で出席していました笑

個人情報が漏れてはいないか?とすごく慎重になっていましたね〜。

校長から「どの子にも相談員が1名つくことが義務になっているようだ、介護保険でどんなサービスを使うかを組み立てるのと同じような感じ。」と聞き

へーそうなんだ、知らないことだらけだなって思いました。


B市に転勤してきてからは、最初モニタリングに呼ばれませんでした。

A市でも顔見知りだった相談員さんが、ちょうど私のクラスのお子さんの担当だったので、

その事を聞いてみると、

「B市では、学校が参加しているところはほとんどない。」とのこと。

へー、市町村によって違うんだ!と不思議でした。

でもね、私、思うんです。

家庭と学校と児童デイ、子どもが関わる全ての大人が情報を共有して、

同じ方向に向かうことが、子どものより良い成長につながるんじゃないかなって。

だから、転勤して来たB市でも保護者さんに声をかけて、

私も参加させてもらうようにしました。

今はようやく、2人のお子さんのモニタリングに参加できるようになりました。



なぜ、こんな事をするか、というと、

児童デイと学校と保護者さん、の三者で情報交換をする事で

非常に有益な情報が得られると感じるからです。

ほとんどのお子さんが児童デイで宿題をしますが、私は「こんな風にさせて下さい」…とか細かくお願いすることができます。

また、プロである児童デイの職員さんから、色々な支援方法を教えてもらうこともあります。

その逆もあり、で、学校で上手く行った支援方法を教えることもあります。

保護者さんは、学校と児童デイの共通実践を聞いて、家でも同じように接してくれたり。

だから、教師の皆さんにはモニタリングへの参加を勧めています。



数日後にCくんのモニタリングですが、

この1年間の成長と、来年度に向けた新たな課題について話し合うことになるかと思います。



もう1年経つんですね〜

はやいです〜(~_~;)


それでは、またね。

※モニタリング等について情報に間違いがありましたら教えてくださると助かります。




  

Posted by 嶺井ゆかり at 00:18Comments(0)特別支援教育

2018年02月03日

頑張りやのBくん。

ご訪問いただきありがとうございます。

先日の皆既月食、皆さんの地域では見れましたか?

私の住む町では、くもり→雨…ぜーんぜん見れませんでした。ガッカリ。

でも、満月のエネルギーはちゃんと届くらしいので、

お守りのブレスレットを月光浴させて浄化しました。

ちょっとくやしいので、以前撮った満月の写真を(^◇^;)

サンエーでこんなのを見つけました。

紅茶なんですが、パッケージがおしゃれ♡

プラス香りがすご〜くいいのです♪♪とっても幸せな気分になります(^O^)


☆ ☆ ☆


今日もBくんの話です。

今日は、3校時に体育館で全体集会がありました。

Bくん、2校時は算数だったので、支援学級で過ごしました。

彼は勉強が大好きで、習ったことはグングン吸収します。

今日も集中して頑張り、プリント学習もスラスラ100点〜♪

と思ったら、最後に図形の応用問題が…。

Bくんは頭の中で四角形を回転させて図形を組み立てるのが苦手です。

そこで、紙を切って実際に操作しながらパズルのように組み立てながら考えました。

楽しいたのしい(^∇^)

そしたら、終わりのチャイムがなりました。

やばい…

と思った途端、Bくんにスイッチが入りました。

「あー!チャイム鳴っちゃった〜!でも僕、まだ問題終わってないよ。でも休み時間が無くなっていくよ〜〜」

眉間にシワがより、眉毛が八の字にΣ(゚д゚lll)

「問題が終わったら、10分間休憩して粘土遊びをしてから、体育館に行こうよ‼️

と提案しましたが、

「そしたらチコクして、先生(交流学級の担任)に怒られるし〜」

と半泣き状態…(^◇^;)

キチンと問題を終わらせたい。

粘土したい。

チコクしたくない。


全力投球‼️‼️‼️笑笑

優先順位をつけられず、気持ちに折り合いをつけられず、

どうしようもなくなって、切れる。

これがBくんの

最近のパターン。

私たち大人(教師)は、優先順位の決め方をアドバイスしたり、気持ちの折り合いの付け方を促したり、黙って見守ったり…

というのも支援のあり方だと思っています。

そういう支援ができるのが、支援学級の良さだと思います。


さて、Bくんですが、

結果的に、

学習課題を全て終えて、100点もらって満足し

10分という短い時間ですが、粘土遊びができて満足し、

体育館では交流学級の先生に怒られることも無くてホッとし、

と全て上手くいったわけです。

私が彼に伝えたことは、

一生懸命頑張っている人は、叱られることはないよ、安心して。と言うこと。


Bくんは、その特性ゆえに、叱られることの方が多くて、

ルールから少しでも逸れるようなことをすると、叱られる、

とインプットされています。

だから、時と場合に応じて、変わるよっていうことを伝えるために

一つひとつ地道にマイナスのイメージを取り除いて行かなくちゃいけないな、と考えています。

そうすることで、こだわりも少なくなっていくんじゃないかな。




それでは、またね。



  

Posted by 嶺井ゆかり at 01:30Comments(3)特別支援教育