2018年02月05日

支援学級の進路指導

ご訪問いただきありがとうございます。

今日は寒い一日でしたね。ぶるぶる…。

支援学級の進路指導

緑色だった葉っぱが赤くなっているのを発見!

植物たちも寒さに耐えているのでしょうか。


今日もBくんは面白い作品を作っていました。
支援学級の進路指導
怪獣の歯(牙⁇)が鋭い。とっても細かい作業なのですが、上手です。

将来は、陶芸家になったらどう?と本人と話しています。



将来、僕は〜〜になりたい。と

意識をそう遠くはない未来に向けることは大事なことです。

小学校では「キャリア教育」として、1年生から将来の夢を書かせたりします。

支援学級の子どもたちも同じです。

むしろ、早いうちから考えることが多いかもしれません。


去年担任していたお子さんは、勉強することがあまり好きではなく、

授業中はよく「やりたくない!」って怒っていました。

この子はバスが大好きで、週末の度にバスに乗りいろんなバスターミナルを訪れていました。

彼にとってのヒーロー、憧れの人は、バスの運転手さん。

よく運転手さんの仕草や、アナウンスを真似していました。

彼の将来の夢は…

そう。ご想像通り!バスの運転手なのです。

「運転手さんになるために、今、頑張らないといけないことは何かな?」

よくそんな話をしました。

すると、免許を取るためには字が読めないといけないから漢字の勉強がんばる‼️

と、本人のやる気がググーンと上がります♫

学校での学習に意味づけすることも時には必要ですね。




前任校では、特別支援コーディネーターを担当していました。

近隣の保育園、幼稚園、小中学校、高校のコーディネーターの方々と、情報交換する機会が、年3回あって、

お子さんの成長に合わせて、保護者の方々が、様々なことで悩んだり困ったりしていることを知りました。

その中でも、進路に関する問題は切実だと思いました。

私たち小学校に勤務している者は、

教え子の進路、と言われてもあまりピンときません。

中学校に繋ぐだけなのですから。

でも、支援学級のお子さんは、高校受験の時に困ることがあり、

何とか受かっても高校中退するケースもあると聞きました。

情緒学級のお子さんに多いそうですが、

知的学級のお子さんにもまた違った進路の悩みがあるそうです。

この事については、また改めて書きたいと思います。

「ぜひ、小学校のうちから、進路指導を‼️」と中学校の先生に言われたのが印象的でした。

小学校で、そこまで見通して指導する必要があるなんて‼️

私は、知らなかったことをすご〜く反省しました。

そこで、中学校のコーディネーターに来校してもらって

保護者の皆さんに、進路について講話してもらいました。

前任校と、転勤してきた今の学校で、今年で3年目になりますが、

保護者の皆さんからは、

情報をもらえて良かった、という声が多いです。

この取り組みは、ぜひ、全小学校で行なって欲しいなーと思います。

子どもたちの将来を見据えた指導、支援…

という視点も、特別支援教育には必要なんだと感じます。


今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました





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Posted by 嶺井ゆかり at 23:44│Comments(0)特別支援教育
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