2018年09月08日
『光とともに』を読んで、心が揺さぶられた。。。
ご訪問いただきありがとうございます。
学校の図書室に、こんな本(マンガ)がありました。
子どもたちに結構人気らしく、予約してやっと1巻から3巻まで借りることができました。
このマンガは、自閉症の子をもつ数多くの母親から聞いた話をもとに描かれたフィクションです。
主人公の光(ひかる)くんと、家族との物語です。
生まれた時から、幼児期・保育園・小学校・・・と、家族の成長・お母さんの心情が細やかに描かれていて、
私自身、考えさせられるエピソードがいくつもありました。
保育園での初めての保護者会で、光くんが、キラキラしたアクセサリーに反応して、
無理やりそのアクセサリーを取ろうとするハプニングがありました。
もちろん、本人には悪気はありません。
お母さんは、光くんが自閉症であることを告げ、その場で平謝りしました。
保護者会が終わったあと、気のいいお母さんたちが声をかけてくれました
「本当に大変ねえ。」
「頑張ってね。さっきのだって、私たちぜんぜん気にしてないから。」
何気なく言った、あるいは、励ますつもりで言ったその言葉に、
光くんのお母さんはこんなことを思います。
(ただ、他人事なだけ。同情しながら人を見下していることに気づいていないだけ。)
はっとしました。
もしかしたら、私も同じように、知らず知らずのうちに、保護者の方を傷つけたことがあったかも知れない。
「保護者の気持ちに寄り添う」と言う姿勢が大事だと言われています。
もちろん、その通りで、そうしてきたつもり。。。
でも、寄り添ってきた「つもり」で、実際にはどうだったんだろう。。。と自分を振り返りました。
学校では、こうあるべき。(だって義務教育だから。)
保護者はこう思うに違いない。(だって特別な支援が必要だから。)
「べき」や「当たり前」が前提にあると、大事なことを見落としてしまうかも。
大切なのは、目の前にいる子どもたちやその家族と、同じ立ち位置で見たり感じたりすることかも。
そして、一緒に考えていくこと。。。
まだ、1巻しか読んでいませんが、私は大きく揺さぶられています。
このマンガ、確か15巻くらいあったから、
これからゆっくり読み進めて、いろいろ考えたいと思いました。
特別支援学級を受け持って、5年目になりましたが、
その間に、2人のお母さんから、同じことを言われました。
「周りの人に、発達障害のことを理解してもらいたい。」って。
ガーデニングのことを発信したいー☆というお気楽な気持ちでこのブログを始めましたが、
あの2人のお母さんの言葉がずーっと心に残っていて、
それで、迷うこと1年。。。
支援学級担任の視点から、発達障害や特別支援教育のことを発信してみよう、と決めて、ブログに書き始めました。
方向転換です。
とても勇気が入りました。
これまでのブログにも書いてきたように、まだまだ勉強中です。
ようやく、特別支援学校教員の免許を取るための単位取得が終わった、という段階。
LDについて学んでいるところ。
ビジョントレーニングやコグトレなどの、支援の手立てを知り、実践を始めたところ。
特別支援教育については、まだまだ駆け出しで、
自信がなくなったりしてしょっちゅう気持ちがぐらついたりするけど。。。
多分、日本の社会は、みんな私とあまり変わらないんじゃないかな、と思います。
だから、私のブログを読んで、現在進行形の「特別支援教育の現場」を感じてもらえたら。。。と思います。
そうやって、少しずつ発信していく中で、
発達障がいのことや、特別支援教育のことを知ってもらえたら、と思います。
知らないから、誤解や偏見が生じるんですよね。
まずは、知ってもらうこと。
知ることで、何かが変わる。
変えるためのお手伝いが、少しでもできるかも。もしかしたら。。。
その気持ちだけを持って、自分のブログの方向転換をしたのです。
このマンガを読み進めていく中で、また色々と揺さぶられることでしょう。
そうやって、考えたことを、言葉にして発信していきたいと思います。
おすすめです。
長くなってしまいましたが、最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
それでは、またね。
学校の図書室に、こんな本(マンガ)がありました。
子どもたちに結構人気らしく、予約してやっと1巻から3巻まで借りることができました。
このマンガは、自閉症の子をもつ数多くの母親から聞いた話をもとに描かれたフィクションです。
主人公の光(ひかる)くんと、家族との物語です。
生まれた時から、幼児期・保育園・小学校・・・と、家族の成長・お母さんの心情が細やかに描かれていて、
私自身、考えさせられるエピソードがいくつもありました。
保育園での初めての保護者会で、光くんが、キラキラしたアクセサリーに反応して、
無理やりそのアクセサリーを取ろうとするハプニングがありました。
もちろん、本人には悪気はありません。
お母さんは、光くんが自閉症であることを告げ、その場で平謝りしました。
保護者会が終わったあと、気のいいお母さんたちが声をかけてくれました
「本当に大変ねえ。」
「頑張ってね。さっきのだって、私たちぜんぜん気にしてないから。」
何気なく言った、あるいは、励ますつもりで言ったその言葉に、
光くんのお母さんはこんなことを思います。
(ただ、他人事なだけ。同情しながら人を見下していることに気づいていないだけ。)
はっとしました。
もしかしたら、私も同じように、知らず知らずのうちに、保護者の方を傷つけたことがあったかも知れない。
「保護者の気持ちに寄り添う」と言う姿勢が大事だと言われています。
もちろん、その通りで、そうしてきたつもり。。。
でも、寄り添ってきた「つもり」で、実際にはどうだったんだろう。。。と自分を振り返りました。
学校では、こうあるべき。(だって義務教育だから。)
保護者はこう思うに違いない。(だって特別な支援が必要だから。)
「べき」や「当たり前」が前提にあると、大事なことを見落としてしまうかも。
大切なのは、目の前にいる子どもたちやその家族と、同じ立ち位置で見たり感じたりすることかも。
そして、一緒に考えていくこと。。。
まだ、1巻しか読んでいませんが、私は大きく揺さぶられています。
このマンガ、確か15巻くらいあったから、
これからゆっくり読み進めて、いろいろ考えたいと思いました。
特別支援学級を受け持って、5年目になりましたが、
その間に、2人のお母さんから、同じことを言われました。
「周りの人に、発達障害のことを理解してもらいたい。」って。
ガーデニングのことを発信したいー☆というお気楽な気持ちでこのブログを始めましたが、
あの2人のお母さんの言葉がずーっと心に残っていて、
それで、迷うこと1年。。。
支援学級担任の視点から、発達障害や特別支援教育のことを発信してみよう、と決めて、ブログに書き始めました。
方向転換です。
とても勇気が入りました。
これまでのブログにも書いてきたように、まだまだ勉強中です。
ようやく、特別支援学校教員の免許を取るための単位取得が終わった、という段階。
LDについて学んでいるところ。
ビジョントレーニングやコグトレなどの、支援の手立てを知り、実践を始めたところ。
特別支援教育については、まだまだ駆け出しで、
自信がなくなったりしてしょっちゅう気持ちがぐらついたりするけど。。。
多分、日本の社会は、みんな私とあまり変わらないんじゃないかな、と思います。
だから、私のブログを読んで、現在進行形の「特別支援教育の現場」を感じてもらえたら。。。と思います。
そうやって、少しずつ発信していく中で、
発達障がいのことや、特別支援教育のことを知ってもらえたら、と思います。
知らないから、誤解や偏見が生じるんですよね。
まずは、知ってもらうこと。
知ることで、何かが変わる。
変えるためのお手伝いが、少しでもできるかも。もしかしたら。。。
その気持ちだけを持って、自分のブログの方向転換をしたのです。
このマンガを読み進めていく中で、また色々と揺さぶられることでしょう。
そうやって、考えたことを、言葉にして発信していきたいと思います。
おすすめです。
長くなってしまいましたが、最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
それでは、またね。
Posted by 嶺井ゆかり at 09:17│Comments(0)
│特別支援教育
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